花Torch まもなくOpen (賞味期限 2005.11.3)
(2005.10−11)

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ページ開設のいきさつ

落柿工房の間取りは2間*3間、建築中の店舗は1.5間*4間、広さは同じですが細長い形をしています
工房をベニヤパーティションで区切り模擬花屋のスペースを作ります
そこにシンク、棚、作業台などを配置していけばイメージが具体的になり、
具合の悪いところが見え、新しいアイデアもでてくるのです。

作業台と事務スペース
2個のユニットで一つは固定、可動のほうがアレンジメントの作業台になります
天板は檜板の集成材、柿渋にこだわる二人は柿渋製造所トミヤマに足を運び調合するベンガラなどを相談します。
決まったのは白ベンガラ

可動台の側板は焼き丸太、いつもの製材所で木取りした残材をもらってきました。
カセットボンベのトーチで焼きを入れ、ワイヤブラシで磨く作業に顔は黒くなります。





とっちゃんと妹の葵ちゃんが手伝いに来てくれました
Openの時、関係者に配る花立てをナオ子さんの指導でつくります




シンク
二人はリサイクルショップで新古品を見つけてきました
扉を無垢の板に付け替えます

杉板に丁番金具用の穴掘りをするますさん
その後ガストーチで焼きワイヤブラシで磨いて完成



陳列棚兼小作業台
2.6ミリの鉄板2枚と25*25のアングル4本で1つのユニットをつくります
このユニット二つで足になります

右は鉄板の穴あけとアングル材のカット




軽トラの荷台にパレットを乗せれば溶接作業台に早変わり
溶接は目に付きにくい所から始めます。
トレーニングしながら要領を掴み、見えるところでは習熟の効果で、ばっちりの仕上がり


ディスクグラインダで面取りと溶接部の仕上げ
この後の工程、塗装は透明ニス
ナチュラルな鉄の素材に拘るますさんは塗装はしない方が良いと主張しますが
・・・・・・
鉄もきれいにさびを重ねればよいのですが
人生と同じように、思うようには、なかなか
中二つの骨組みは天板を乗せてシンク両脇の棚になります



2005.10.23

花・トーチへの持ち込みの日が来ました、軽トラとダットサン2台のトラックに作業台、シンク、棚の骨組み、
などなどをいっぱい積み込み柳生経由で奈良町に向かいます

前面いっぱいの窓ガラス、真っ白の壁、高い天井、できあがったばかりのピカピカの店舗に持ち込みます
奥の壁面いっぱいにシンクと、両脇に並ぶアングルの骨組みを並べます。入らなければどうしよう。
数ミリを残して見事に納まりました。
移動作業台の前側2面に焼き丸太の側板(合板に半丸を並べ止めている)を取り付けます。これもうまく納まった。

最後に作業台の天板とロフトの梁の間に入るパーティションが納まるかを確認
パーティションは白ヘンガラを塗った有孔合板をアングルの枠で補強したもの
木部で3ミリ、鉄部で5ミリの隙を見込んでいたのに、あら、入りません、3ミリほど長い・・・、なぜ
合板は切ればいいが鉄枠はそうはいかない
床と梁の間は以前の実測で2000ミリちょうど、作業台の高さを引くと・・、と確認していたのに、なぜ
間隔を測り直すと10ミリほど短い、・・・・・床が上がっているのです。
もう仕上がりの状態だということだったのに、その後に床が厚みを増していたのです

翌日はますさんの知り合いの大工さんが交替で応援
大工さんに頼んであった棚もあり、固定作業台前面の煉瓦の壁も積んでくれます
まったくのボランティアで自分の仕事を休んで仕上げを手伝ってくれています
高さが少し不揃いだった固定と移動の作業台の足を、高さをそろえて切り落とすとパーティションはうまく納まったらしい
怪我の功名

工事を請け負った建築士さんは(作業台等を)おやじが日曜大工で作っていると聞いて内心心配していたらしいのです。
(へんなものを持ち込まれると集合店舗全体のバランスが崩れる??)
ちゃんとしたものじゃないですか、と評価してくれたそうで、専門家の評価は素人にはよく響く
おやじの株はストップ高


2005.10.30